ベリーダンスとは

What is Belly Dance...
  • ベリーダンスの起源

  • 「オリエンタルであること」について Sadia
  • ベリーダンスは中東、またパキスタンやインド、イランなどのアラブ圏内で誕生した踊りの西洋の呼称です。ヨーロッパでは時に「オリエンタル・ダンス(東洋の踊り)」とも呼ばれます。同様にトルコでも「oryantal dansı(オリエンタル・ダンス)」と呼ばれています。アメリカの愛好者の中には「ミドルイースタン・ダンス(中東の踊り)」と呼ぶ人もいます。

    ベリーダンスはアラブ語ではraqs sharqi( ラクス・シャルキー)رقص شرقي ("東洋の踊り")あるいはraqs baladi(ラクス・バラディ) رقص بلدي (「国家」 又は 「民族」の 踊り)として知られています。「ラクス・シャルキー」という単語の起源はエジプトにあると考えられています。

    “ラクス・シャルキー” or オリエンタル・ダンス
     「ベリーダンス(腹部の踊り)」と西洋で呼ばれているものの、ラクス・シャルキーは体の全ての筋肉群による動きを使います。基本的にベリーダンスは、音楽のリズムとなめらかに一体化した独特のダンスの「語彙」を用いるソロの即興ダンスです。

    ラクス・シャルキーのダンサーは音楽によって引き起こされる感情を自分の中に取り込み、表現します。適切に、音楽はダンスと一体化します。最も賞賛されるラクス・シャルキーのダンサーとは、たとえ単純な動きで構成されているダンスだとしても、ダンスを通じて自分の感情を伝えることができる人です。ダンサーの目標は、感情、音楽のリズムを視覚的に観客に伝えることです。これはパフォーマンス中のドラムソロ部分において、特にはっきりと分かります。

    多くの人がラクス・シャルキーは女性のダンスであり、官能や成熟した女性のパワーを称える女性のダンスであると考えています。有名な流派の一つは、若いダンサーの場合、ダンスの触媒(ダンスを促すもの)として使われる人生経験が限られていると考えます。Sohair Zakiや Fifi Abdou、 Lucy、Dinaなどのエジプトの人気ダンサーたちは、皆40歳以上です。

    ベリーダンスのエジプト以外の最も重要な様式は、シリア/レバノンとトルコ様式です。

    トルコ様式
    トルコのオリエンタル・ダンスはÇiftetelli(チフェテテ)として知られていると誤って捉えている人もいます。これはチフェテテの音楽様式がギリシャ人やジプシーによって、オリエンタル・ダンスに組み込まれたという事実によるものです。ギリシャのベリーダンスがTsifteteli(チフテテリ)と呼ばれているという事実によって明らかにされています。しかしながら、トルコのチフェテテは正確には、婚礼の民族音楽の様式に近く、婚礼のダンスの陽気なパートを構成するものであり、オリエンタル・ダンスとは結びつきません。

    ターキッシュ(トルコの)ベリーダンスはオスマン帝国のサルタンの宮殿のハーレムに起源しているものの、今日のトルコのベリーダンスはエジプトやシリア/レバノン様式よりロマ様式あるいはロマ民族の影響を受けています。ロマ民族がオスマン帝国のrakkas(ラカス)を、今日世界中で知られているオリエンタル・ダンスに発展させたと考えられます。エジプトではフロアーワークや特定の骨盤の動きが禁じられていましたが、トルコの法律はトルコ人ダンサーの振り付けや服装に制限を課さなかったため、トルコ人ダンサーは、たいていエジプトのダンサーに比べ、外に向けた表現力に富んでいます。トルコ人ダンサーは精力的で強健(体操のようでさえもある)なスタイルで、とりわけ近年までは、zils(ジル)と呼ばれるフィンガーシンバルを巧みに使うことで有名でした。トルコのダンスの目利きはよく、ジルを演奏できないダンサーは熟練したダンサーではないと言います。その他のトルコ式の特徴的な要素は9/8拍子のKarsilama (カルラシマ)リズムの導入です。今日のダンサーたちはエジプトのダンサーに近い装いで、控えめな「マーメイド」スタイルのスカートを身につけますが、トルコのベリーダンスの衣装は、ときにウエストの高い位置につけるベルトや、足をあわらにする切れ目の入ったスカートなどを用い、非常に露出度が高いものです。さらにトルコ様式はハイヒールや厚底靴を履くダンサーにより、際立っています。著名なトルコのベリーダンサーにはTulay KaracaやBirgul Beraiなどがいます。

    トルコやイラン、アラブ諸国からの移民がニューヨークに移り始めた1930、40年代、ダンサーはこれらのスタイルを組み合わせて、ナイトクラブやレストランで披露し始めました。「クラシック・キャバレー」または「アメリカン・キャバレー」ベリーダンスなどと呼ばれることもあります。この中には今日の最も熟練したダンサーたちの祖母や曾祖母にあたる人もいます。

    西洋社会でのベリーダンス
    美しく古典的なラクス・シャルキーはいまだ西洋において人気があります。その一方、西洋のダンサーはインドや中東、北アフリカの民族ダンス・スタイルと、さらにフラメンコに端を発するトライバル・スタイルやアメリカン・トライバル・スタイルを取り込んできました。アメリカのダンサーは、ベリーダンスの原点を尊重する一方、自分たちのニーズに応じるべく、そのダンス様式において探求、創作しています。今日欧米では、身体や精神、スピリットを向上、強化するためのツールとして、ベリーダンスに取り組む女性がたくさんいます。各地のベリーダンス教室は定期的に、身体イメージ、自尊心、性的暴行からの回復、友人(姉妹)関係、自己認識などの問題に取り組んでいます。


    **「オリエンタルであること」について Sadia

    私はいつもオリエンタル・ダンスを女性的なエネルギーの表現だと思ってきました。武術が男性的なエネルギーの表現であると考えるのと同様です。オリエンタルダンサーは「オリエンタル」であります。なぜなら、踊り手は何かを秘めている(全てを明かさない)からです。彼女が何を、そしてどのようにそれを行うのかということは、深く文化に関わっています。


    オリエンタルダンサーは直感的に動き、本質的にどれほど(内に秘めたものを)明らかにするのか、どのように頭を振り、ちょうどいい具合に手を握り、ヒップを持ち上げたらよいか知っているのです。非常に挑発的なので、ダンサーを見ると、引き込まれそうになるでしょう。彼女は文化や言語を知っているのと同じく、本質的にこれらを知っているのです。学んだのではなく、それらを経験したのです。

    私は動き方の力学について話しているのではありません。むしろそれは人生経験から来る動きの内面的原動力です。オリエンタルダンサーはフォームよりも、感情の方をより気にかけます。オリエンタル・ダンスにおいて、その動きとは「外」ではなく、内側にあるのです。だからこそ見る者は魅了されるのです。

    初心者の方のダンスが「オリエンタル」に見えることはないでしょう。何年にもわたる練習が必要だからです。誰もが外側から始め、学ぶに連れて、その動きを内面化し始めるでしょう。見えるところから動きを起こすのではなく、動きの原動力はあなた自身の内側にあるのです。あなたの反応を音楽に伝える感情と身体的動きの面の両方です。

    オリエンタル・ダンスの終点は完璧な技術ではありません。オリエンタルダンサーの目標は振り付けを学ぶことではありません。できる限り技術的に完璧であり、振り付を学んでください。しかし、テクニックや振り付けを知っているからといって、オリエンタルダンサーであるということではありません。それは始まりなのです。

    あなたがコンポーザーと観客の間のコミュニケーションの架け橋となる時、文化が流れる道筋になる時、一人で自発的に、自然に(振り付けなしで)踊ることができる時、音楽と一つになれる時、そして我を忘れて観客を感動させることができる時、あなたはオリエンタルダンサーになるのです。


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